「80歳、90歳の方の悩みの理由」

2018-07-27

訪問現場では、問診中にお身体の様々な悩みを聞く事があります。

腰痛、膝の痛み、脳梗塞による片麻痺、重症筋無力症、脊柱管狭窄症、坐骨神経痛、脊髄小脳変性症、拘縮、便秘、下痢、高血圧、神経痛・・・

体質、趣味、病歴、や今までの生活習慣によって様々です。

そして悩みは年齢で違いがでています。

80代の方の悩みの多くは身体の痛みによって日常生活動作が困難になり、今まで出来ていた事が出来なくなり、身体的ストレスが溜まりこの先の生活に不安感がある。

早く身体を治したい気持ちと不安感が入り交ざる様子があります。身体の調子が良くなってくると、1日の行動時間が増えて小さな目標が出来て体内リズムが整い体調が安定してくる傾向があります。

心と体は表裏一体という事がよく分かります。

 

 

 

 

90代の方は不定愁訴が多く(自覚症状があるが、病院で検査を受けても病気が見つからない状態)

客観的所見に乏しいので、周囲の理解も得られにくいことがあります。

外に出る機会が少ないので身体の免疫力が低下していたり、気力減退現実逃避が見受けられます。

なので問診で悩みを聞いてもらうだけでも、症状が軽減する事がある事も特徴の1つです。

90代の方でも自然治癒力は備わっているので、血の巡りが良くなってくると、不安感、身体の冷え、高血圧が改善されてきます。

 

施術する側が、治したい気持ちが高まっていても患者さんの悩みや今後の目標、日々の生活のモチベーションをよく理解していないと逆にストレスを

与えてしまう事もあるので問診は慎重に行っています。

東洋医学問診は患者さんの訴えを聞くだけではなく、脈診(脈の状態を確認)、舌診(舌の色や形状で体質をみる)、腹診(お腹に触れてお腹の冷え、張りを確認)

など、体表観察をして治療方針を計画しています。そして施術は患者さんの今の状態に適したツボを選択して身体を刺激し温めています。

治療期間中で一番大事な事は、大きな身体の変化を求めるのではなく、少しの身体の変化を見逃さずに良くなった事を患者さんに伝えて気持ちを楽にしてあげることだと思います。

はり、きゅうの施術は痛みを軽減するという考えよりも、患者さんがもともと持っている自然治癒力を高めて病気になりにくい身体を作る土台の役割だと私は思います。

なので、身体をよく観察する事を習慣化していきましょう。

 

 

 

以上「80歳、90歳の方の悩みの理由」・・・という話題でした。

 

 


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