「おきゅうの話②」

2018-11-15

お灸の話①でも書いた通り、お灸は中国から仏教と一緒に日本に伝わり、日本独自の発展をしています。

現在では、お灸の種類(家庭でも安心して使えるお灸が増えています。)も豊富で、最高級のもぐさが国内で手に入ります。

 

 

では、お灸は何に効くのか?

神経痛、肩こり、腰痛、膝の痛み、いわば整形外科的疾患によく効きます。

内臓疾患にも高い効果があり、胃腸疾患、便秘、下痢、腹痛、食欲不振。

その他、頭痛、頭重、耳鳴り、眼精疲労、めまい、不眠症、冷え性。

特に高齢者の方は1つの症状だけではなく、様々な症状で悩んでいる方が多いです。

お灸は誰もが持っている自然治癒力を引き上げる効果があるので、身体との相性が良いのです。

【お灸の歴史】

鎌倉時代の代表的文学、吉田兼好によって書かれた1331年頃成立の随筆「徒然草」の中に、お灸に関する記述が出てきます。

お灸は平安時代に一般に認められ、鎌倉時代ともなれば身分上下の別なくすえられるようになりました。

《148段》四十以後の人、身に灸を加えて、三里をやかざれば、上気の事あり。必ず灸すべし。

上記の文は、健康法として足の三里にお灸をすえる事を勧めている文です。

三里というツボは昔から長命健康のツボとして有名です。訪問現場でも、三里のツボは大変よく使います。

 

他に有名な例は、松尾芭蕉の「奥の細道」・・・江戸から東北、北陸地方を経て美濃大垣に至る俳句記行。

旅の途中、三里にお灸をすえて足の疲れをとり歩き続けたそうです。三里は全身の新陳代謝を促進し、病気を防ぐ効果があります。

当時、途中で病気になること程恐ろしいものはないのでお灸をすえる事は必須だったそうです。

 

 

《お灸の話③に続きます・・・》

 

「参考文献」 福西佐元.日本文化史探訪 お灸ばなしあれこれ 冬青社

 

 

 

 


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